コーヒーノキのその後の様子!!諸々の事情により活力剤を使うことにしました!!~コーヒーノキの観察日記②~
はじめに、近況報告!
今回は超ひさびさにコーヒーノキの観察日記です。
いいか悪いかよくはわかりませんが、とりあえず、なんとかここまでは無事に(?)育ってきました!
ですが、ここに来て少しだけ懸念材料が出てきたので、その対策を今回やってみよう!ということで日記更新です。
さて、今のコーヒーノキの姿はというと、こんな感じ。
以前のものとも比較してみると・・・。
背丈が少し大きくなって、葉の数も多くなっているのがわかります。
斜めになっていた株も日光の当たる位置を調節して、なんとかまっすぐになってきました。
でも葉を見てみるとコーヒーノキAの葉は、緑が薄くなって黄色っぽい感じになっています。
レモンの葉のときと同じなのかと思いきや、どうやら違っているようです。
黄色になっているのは葉脈と葉脈の間の部分。
葉脈ははっきりとした緑色なので日光不足や日光過多、窒素の不足ではなさそう。
となると、今回は鉄分やマグネシウムといった微量成分と呼ばれる成分の欠乏の可能性が高そうです。
まあ、コーヒーノキBと同じように日に当てて、追肥も施しているので、日光不足or過多、窒素・リン酸・カリの施し不足ではなさそうだと予想がついた、ということなのですが。
じゃあ、コーヒーノキAとBの違いは何かというと、思い当たるのは植え替えたときの土。
土はコーヒーノキBがダイソーの「かる~い花の培養土」でコーヒーノキAはホームセンターの「花と野菜の培養土」なんですよね。
どちらも培養土となっていますが、ダイソーの方はココヤシピートが主成分。
どうやら保肥力に乏しく、鉄分やマグネシウム、カルシウムといった微量成分と呼ばれるものがうまく留まってくれていないようですね。
この微量成分、マグネシウムだけは、追肥でマグネシウムが含まれている化成肥料を用いて補充しています。
ですが、それ以外の成分についてはまったく補充していない状況なのです。
そうなると、マグネシウム以外の微量成分を補わないといけなくなったということですね・・・。
ということで、今回はこの微量成分を補うために、活力剤を活用してみることにしました!
そういえば、活力剤ってな~に?
肥料と活力剤の違いは、簡単に言えば食事とサプリメントの違いでしょうか。
人間に必要な栄養素があるように、植物にも必要な栄養素があります。
その代表的な栄養素が「窒素・リン酸・カリ」という3つの成分。
これが植物のメインの食事で、これがないと育たないし、最悪枯れてしまうという大事な栄養素です。
で、肥料と呼ばれるものは、この3つの成分が一定量以上含まれているものでないといけないと、法律で決められています。
逆に、活力剤というのは「窒素・リン酸・カリ」があまり含まれておらず、ほんの少ししか必要でない、マンガン・カルシウム・鉄といった微量成分を補給するものです。
つまり、メインの食事というよりは栄養補助剤、サプリメントと同じ位置づけです。
サプリメントなので、まったく必要ないように思われそうですが、鉢植えの場合はけっこう大事。
なにせ、本来は土の中に一定量含まれていて、微生物とかによって作られたりするものでも、鉢植えは土が少なく、水やりのたびに流れ出て不足してしまうものだからです。
そしてその流出したものを補うために、活力剤の利用はしっかりと行った方がいいわけですね。
さて、それではいったいどんな活力剤があるのでしょう?
活力剤の代表選手は3つ!!
ここからはよく見られる3つの活力剤の特徴を押さえて、今回使用する活力剤を選定してみます。
そして、実際に使ってみて、一定期間後(最大1か月くらい?)に問題が解決されるかどうかを検証してみたいと思います。
活力剤①:天然植物活力液HB-101(フローラ)
園芸やガーデニングに興味がなくても、なんとなく聞いたことがある商品ですね。
なぜならやたらラジオで宣伝していて、記憶にずっと残っているからです。
発売されて以来、多くの園芸家や農家の方々が使ってきたロングセラー商品です。
巷の評判では良い評価と悪い評価が両極端にあるようですね。
ただ、中には肥料と勘違いしたようなレビューがあったり、よくわからないけどなんとなく効果があったような気がする、レベルのあやしいものまであります。
といっても、これだけロングセラーで使われてきたのであれば、しっかりと効果があるはずです。
さて、成分はというと「スギ、桧、松、オオバコの天然エキス」。
・・・ってなんにもわからんがな・・・。
いや、でも、冗談に聞こえそうですが、これホントにパッケージに書いてあった成分表なんですってば!
で、なんにもわからないので「僕はもっと細かい成分を知りたいんだ!」と根気よく調べたら、何とか細かい成分が出てきました。
それによると
・ナトリウム ・・・41mg/L
・カルシウム ・・・33mg/L
・鉄 ・・・・・・・1.8mg/L
・マグネシウム ・・3.3mg/L
・ケイ素 ・・・・・7.4mg/L
・窒素 ・・・・・・97mg/L (参考:HB-101の成分)
となっています。
植物に必要な微量成分がいろいろと入っているのと同時に、窒素も入っているんですね。
これは確かに効果がありそうな感じですね。
ただ、調べていくうちに、「成分云々は関係なく、なんかわからないけど病害虫がなくなって元気になる」というオカルトめいた噂の存在も確認。
やだ!なにそれ!ちょっとコワイ・・・って思ってしまうくらい、熱狂的な信者もいるご様子です。
まあ、オカルトっぽいのは微生物のバランスを保つような工夫がされていて、微生物のバランスの改善が植物の力を引き上げているのでしょう。
そうなると数値化できない部分での力が出てきてしまうことはあり得ます。
まあ、こちらの数値にならないオカルト的チカラの方はあまり期待しない方がいいかもしれないですね。
とりあえず、微量要素がいろいろ足りてない僕の植木にはいいかもしれません。
活力剤②:植物活力素メネデール(メネデール)
こちらも発売以来ロングセラーの活力剤ですね。
HBー101派とメネデール派と2分される状況のようです。
ですが、そもそもこの2つの商品はコンセプトが異なるので、状況に応じて使い分けるのが望ましいようです。
メネデールの成分はほとんど2価鉄のイオン。
要するに鉄分の補給に特化したもので、様々な成分が少しずつ含まれているHBー101とはまったく違うものといえます。
効果はというと植物に鉄分を補給し、水と養分の吸収を促進、光合成を活発にする働きがあるようです。
そして、挿し木には切り口に薄い膜を作り、発根を促進する効果もあるとか。
さまざまな微量成分を補給するHB-101とは違って、鉄分不足だと明確にわかっていたり、挿し木をしたときに用いた方が効率的に効果が発揮されるみたいです。
今回、僕の植木が単なる鉄分不足であるかというのは特定できたわけではないので、使用は見送りかなぁといったところでしょう。
活力剤③:活力液リキダス(ハイポネックスジャパン)
近年、かなり人気が出てきたといわれる活力液です。
HBー101とメネデールのレビューが両極端な評価になっているのに対し、リキダスの評価はあまり悪いものがなく、園芸家からはそれなりの評価を得ているようですね。
この活力液の特徴は単なる微量成分を補うだけでなく、本来植物が自分で作りだす成分を含ませることで、養分吸収の効率化や土壌改善を目指すのがコンセプトとなっている点でしょう。
成分についても少し特殊でコリン、フルボ酸、アミノ酸が主成分として取り上げられ、それに加えて多めのカルシウム、その他の微量成分(カリウム、マグネシウム、鉄、マンガン、ホウ素、銅、亜鉛、モリブデン)と続きます。
コリン、フルボ酸、アミノ酸は植物自身が作れるはずなので、それをあえて補充するのはどうなのかという疑問は残ります。
ですが、植物の中で、何かしらの問題で作られる量が減っている可能性があるのであれば、かなり有効なのかもしれません。
また、HB-101よりも微量成分の種類が豊富だという点も見逃せないでしょう。
とはいえ、どの成分がどれくらいなのかは、問い合わせても企業秘密で教えてくれないらしいのでわかりません。
その点が少し不安を掻き立てる部分でしょうか。
ですが、一応特許を取得している商品ですし、実際に効果があるということなので嘘はないのだろうと思います。
HB-101とならんで、こちらの商品も今回候補に入れていいでしょう。
さいごに。じゃあ、今回はどれを使おう?
結論から言うと「リキダス」に決定しました!(パチパチ!)
いやー、正直迷いに迷ったんですが、成分の多さと一応オカルトを排している点で決めた感じです。
あとは、価格的な面。
ホームセンターでの価格はHB-101が2300円ほどでリキダスは650円ほど。
この価格差は大きいです。
薄めて使うにしても、初めて使うものに初期投資として2300円はちょっとお高いかな~なんてリキダスを横目に感じてしまいました。
なので、今回はリキダスです。
リキダスをやって1ヶ月後、この黄色い葉がどうなっているのか楽しみでもあり、怖くもあり・・・。
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