こんなゲームもあるよ!!過去にプレイしたお気に入りの恋愛ADV(SLG)ゲーム5選!!
- はじめに
- 恋愛ADV(SLG)ゲームとは?
- その1:後夜祭/プレイステーション(1999年)
- その2:みつめてナイト/プレイステーション(1998年)
- その3:約束の絆/PC(Win95/98)(1999年)
- その4:ラブプラス/ニンテンドーDS(2009年)
- その5:ドリームクラブ/Xbox360(2009年)
- おわりに
はじめに
今週のお題は「ゲームの思い出」。
ということで、僕のゲーム人生の中で衝撃的だったゲームを紹介していきます。
今回は恋愛ADV(SLG)ゲームを取り上げます。
恋愛ADV(SLG)ゲームとは?
恋愛ADVゲームもしくは恋愛SLGゲームとはその名の通り、プレイヤーがゲームの主人公になって、ゲーム内のキャラクターと恋愛をするゲームです。
多くの場合は一定期間内に異性と仲良くなり、告白して恋人になったところでクリア、めでたしめでたし!という内容。
舞台は現代の高校生活がテーマになっていることが多いですかね。
異性と仲良くなっていく過程で高校生活で定番の様々なイベントを経験したり、時にはキャラクターが持つ大きなトラウマを解決することになります。
絵やアニメーションがあるラブコメ小説をイメージするといいですね。
こう見るとどのゲームも同じようなものに見えますが、作品によってさまざまな工夫が凝らされ、特徴のあるおもしろいゲームが生み出されてきました。
そういったものの中で、僕がプレイして大好きになったゲームを厳選して紹介しましょう。
その1:後夜祭/プレイステーション(1999年)
主人公が学園祭のクラスの出し物の準備をクラスメートと進めていきながら、学園祭最終日に行われる後夜祭のダンスパーティーで親睦を深めた相手とダンスをするのが目的。
ダンスの相手は女性5人、男性3人で、川澄綾子・坂本真綾・長沢美樹・折笠愛・南央美・三木眞一郎・森久保祥太郎・置鮎龍太郎といずれも実力派の豪華声優陣。
キャラクターデザインは「超時空要塞マクロス」で有名な美樹本晴彦。
声優陣、ビジュアルのすばらしさに加えて、シナリオについても何度プレイしても飽きないおもしろさがあります。
出し物が模擬店・お化け屋敷・人力飛行機と3種類から選べるので、その出し物特有のイベントがあるのもグッドです!
ですが、サブキャラクターとして設定されている下級生、隣のクラスのライバル、そして教育実習生の先生の3人が攻略ができないのはマイナス。
この3人の女性もキャラクターとしてはかなり魅力的なので、なんとか恋愛関係までいけるとよかったのですが……。
とはいえ、専用のエンディングは用意されているので、メインキャラクターそっちのけで進めてもいいですよ。
その2:みつめてナイト/プレイステーション(1998年)
「ときめきメモリアル」で有名なコナミが「サクラ大戦」で有名なレッドと共同開発して発売したゲームです。
「ときめきメモリアル」とほぼ同じようなシステムでありながら、このゲームがその他の作品と一線を画しているのは、そのシナリオやキャラクターにあります。
まず、大きな目標としてあるのが中世ヨーロッパ風の国、南欧のドルファン王国でさまざまな女の子達と出会い、彼女たちと3年間を過ごして恋愛関係を結ぶということ。
そして、もう1つがプレイヤーはドルファン王国の傭兵として、敵国であるプロキア公国の雇った傭兵騎士団ヴァルファバラハリアンと戦って武勲を上げ、騎士としての最高位である「聖騎士」の称号を得ること。
2つ目の目標を見てわかるようにこの作品には「戦争」の影が見え隠れするのです。
この戦争の要素は、単に主人公のパラメーターを上げる目標ではなく、女の子たちの物語に密接にかかわり、ときに劇的なストーリーへと展開するのです。
たとえば、攻略キャラ最年長のクレア(CV井上喜久子)は主人公の上官の妻。
上官がゲーム序盤の一騎打ちで敗れるために、未亡人となってしまうのです。
また、攻略キャラの中には敵国プロキア公国のスパイがいたりします。
さらには、戦争が終結に向かうにあたり、外国人傭兵の主人公は国外退去を命じられ、多くの女の子とは生き別れになってしまうという結末。
涙なしには語れない最高のシナリオによって、このゲームは今なお多くのファンが存在しているのです。
その3:約束の絆/PC(Win95/98)(1999年)
現在、「無双シリーズ」や「信長の野望」「三国志」といった歴史戦略SLGで有名なコーエーテクモ。
かつてこの会社が「光栄」と名乗っていた時期に発売された知る人ぞ知る恋愛SLGです。
それまで「金色のコルダ」や「アンジェリーク」といった女性向けの作品は出していましたが、男性向けというのははるか過去のアダルトゲーム以来だったのではないでしょうか?
ストーリーは、幼い頃、初恋の女の子にあげたキーホルダーを、主人公が通う高校の落とし物置き場で見つけたことから始まります。
初恋の女の子が自分の通う高校に通っていると確信する主人公。
それと同時に、初恋の女の子と交わした約束を思い出します。
自分の周りの女の子たちと交流を深めながら、初恋の相手を探し、幼い頃の約束を果たすのが目的です。
システム的にはその頃話題になっていた「下級生」とほぼ同じ。
キャラごとのストーリー自体もけっこう王道なものが多く、確かに取り立てて話題になるわけでもありません。
しかし、豪華な声優陣で流れるイベントの音声は王道のストーリーもあって非常に安心できる作り。
地味であるもののていねいに作り込まれているのがわかります。
しかしながら、なぜこの時期にこのような作品を作り出し、しかも悪い作品でもないのにその流れを受け継ぐようなものが作られなかったのか。
「光栄」の20周年記念作品と銘打たれていたにも関わらず、コーエーのホームページには作品名すら載っていない、存在を消されたかのような扱い。
アダルトゲームメーカーとしての歴史とともに、まさに黒歴史扱いされているようです。
そのため、この作品は他の作品のように時代に合わせた再販がされず、市場からはほぼ消え失せてしまっています。
また、手には入ってもWin2000以降のOSでは動作しないという状態。
悲しいことに、幻の名作となってしまいました。
コーエーテクモさんには、是非とも現在のOSでプレイできるようにして欲しいところです。
その4:ラブプラス/ニンテンドーDS(2009年)
この作品は、社会現象にまでなった作品ですので知っている人も多いでしょう。
多くの恋愛ADV(SLG)は異性と恋人になるまでの過程を楽しむものでした。
しかし、「ときめきメモリアル」や前述した「みつめてナイト」で知られるコナミエンタテインメントは衝撃的な作品を2009年に世に送り出しました。
なんと、告白して恋人になった後をメインにした作品を送り出したのです。
恋人になるまでの過程は普通の恋愛ADVの王道パターンです。
恋人になった後はというと、ストーリーらしいストーリーはあまりないです。
ただ学校から2人で登下校する間のほんのひとときやメールのやり取りなど、日々のささやかなコミュニケーションはパートナーのいる幸せを感じられます。
もちろん休日にはデートに行っていちゃいちゃしたり、特別な日には特別なイベントが発生したりと飽きが来ない仕様になっています。
また、リアルな時間とカレンダーで進行していくので、実際に彼女がいるような錯覚まで起こします。
ヒロインたちがプレイヤーにゾッコンということもあり、プレイヤーの好みや性格に合わせてヒロインたちが髪形を変えたり、セリフを変えるというシステムもステキです。
当初はあまり話題にならなかったようですが、その評判はすぐに広がって売り切れ続出、観光地にラブプラスを持って旅行に来るマニアックな人物まで現れ、社会現象化しました。
内容が強化された「ラブプラス+」、3DSで出された「NEWラブプラス」、「NEWラブプラス+」とシリーズを重ねていき、さらに今年の8月にはスマホゲームとして「ラブプラス EVERY」が配信される予定です。
内容もさることながら実力派の豪華な声優陣と美麗なイラストは萌えの極致です。
スマホ版、僕はおそらくプレイしますよ!
その5:ドリームクラブ/Xbox360(2009年)
主人公であるプレイヤーは、ピュアな心の持ち主だけが入店できる大人の社交場「DREAM C CLUB」の会員となり、1年の間に店で働く「ホストガール」との恋愛をすることが目的。
この作品は、平日のアルバイトでお金を稼いで休日はドリームクラブに通ってホストガールとのお酒やカラオケといった楽しいひと時を過ごすというストーリーで、どう見てもキャ〇クラにハマった貧乏青年が主人公という部分はほかの作品と一線を画します。
さらにこの作品が本領を発揮するのは、ホストガールがステージで歌って踊ってくれるところ。
この作品が発売された頃は「アイドルマスター」のPVやMADがかなりのブームになっている時期で、それに乗っかる形があったように感じます。
ただ、アイドルマスターと違うのは、ほろ酔い状態でのステージがあること。
普段のステージと比べるとほろ酔いバージョンは音程は外れるわ、テンポが狂うわでかなり見ごたえがあります。
上の2つを見比べるとその差は歴然。
ちなみにこの双葉理保を演じている後藤邑子さんは、本当は酔っているわけではなかったそうで、最初はこれ以上の酔いっぷりを演じていたそうです。
逆に、もっとひどいバージョンも見てみたいところですよね。
双葉理保については販売元のD3パブリッシャーの多くの作品に登場するので探してみてもいいかもしれませんね。
おわりに
いかがだったでしょうか。
みなさんはどんな恋愛ADVが好きでしょう?
最近はこれといった作品があまりなく、ちょっと寂しいですよね。
今後も素晴らしい作品が出てくることを祈っています。