国語(現代文)の成績を上げたい!!点数を上げるための考え方7選!!~中篇~
目次
- はじめに
- その3:答えはすべて本文にあり!!”論理の道”をたどろう!
- その4:”論理の道”で迷わないために。これだけはおさえたいヒント!!
- その5:すべてはここに収束する!”原因→結果”がすべての”カギ”だ!!
- 閑話休題
はじめに
今回は「国語(現代文)の成績を上げたい!!点数を上げるための考え方7選!!」の中篇です。
前篇では意識の部分を中心にして、国語の勉強についての考え方をお伝えしました。
「まだ見てない」とか「忘れちゃった」という人は、もう一度確認してみてくださいね。
ということで前篇はこちら!
さて、今回は文章の読み方の考え方を中心にお伝えしていきましょう!
その3:答えはすべて本文にあり!!”論理の道”をたどろう!
国語を教えていると「文章の読みとり方は人それぞれで答えが1つに決まらないよね」なんて言う人がいます。
まあ、国語全体を考えれば必ずしも間違っているとは言えないのですが、ことテストに関して言えば、間違っています。
なぜなら、国語の問題は客観的に見て答えが1つになるように作られているからです。
冷静に考えれば、1つの問題に対していくつも答えが考えられるなんてことは、悪問でしかありませんよね。
で、答えが1つに定まらないと言っている人は、たいてい”論理の道”を見失っていることがほとんど。なので”論理の道”をしっかりとたどることが大切になるわけです。
”論理の道”というのは、筆者がどのような考えでその主張にまでたどり着いたのか、という読者に向けた説明です。
つまり、本文をしっかりていねいに読み取っていき、筆者の説明を素直に受け止めれば、答えはすべて本文の中に書いてある、ということです。
とはいえ、本文は誰もが読んでいるのに”論理の道”から外れる人と外れない人がいるのはなぜでしょう?
それは道しるべとなるヒントを見落としてしまっているからなんです。
その4:”論理の道”で迷わないために。これだけはおさえたいヒント!!
”論理の道”を外れないようにするためのヒントにはいくつもあります。
今回は「これだけは!!」というヒントを押さえておきましょう。
それは①基本の構成 ②接続語 ③代表的な構造 の3つです。
①基本の構成
文章には基本の構成があります。まずはこの構成を意識して本文を読みましょう。
構成の基本形は「話題→説明→結論」で、内容が複雑に思えても、結局はこの形になることが多いのです。
ほかに多いのが「話題+結露→説明」や「話題+結論→説明→結論」ですね。この3つの形でほぼすべてのパターンになるでしょう。
ちなみに、話題は本文がどのような話か、説明は話題自体の説明+結論の理由、結論は筆者の考えや意見です。
②接続語
接続語、特に段落はじめにある接続語は本文の論理的なつながりを知る大事な要素です。
段落と段落がどのような関係になっているのかを押さえられれば、筆者がどのような考え方をしてその文章を書いているのかが、はっきりとわかります。
接続語を選択する問題がよく出題されるのは、「キミは筆者の論理的な文章の流れがわかっているか?」と問われているわけですね。
なので、接続語選択の問題は絶対に間違えないようにしましょう。間違えたら、解説をよく読み、論理的な言葉の使い方を学ぶようにするといいですよ。
③代表的な構造
論説文を書く際にもっとも使いやすい構造は対比構造と呼ばれるものです。
なんか難しいもののように聞こえるかもしれないですが、要するに2つのものを比べるという構造のことです。たとえば、「西洋と日本」とか「人間と自然」といったものですね。
こういった形の構造は、論理的な文章を書こうとすると説得力がとても増すために、多く筆者が使う方法です。
なのでこちらがそれを利用して、筆者の論理を読み取りましょう。
A対Bという構造だと感じたら、Aに関するものはどんなことで、逆にBに関するものがどんなものかを意識して読むようにしましょう。
その5:すべてはここに収束する!”原因→結果”がすべての”カギ”だ!!
筆者が書いていることには、すべてにその理由が存在します。
少なくとも問題になっている以上は、そうであるとして読みます。
なので、本文を読むときにはいつも「なぜそんなことを言うのだろう?」という気持ちを持ちましょう。
「なぜ?」と常に意識していると筆者が言いたいことがわかってくるはずです。
原因があれば結果があり、結果があれば原因があるのだということをしっかり頭に入れておきましょう。
実はどんな文章であっても原因→結果という部分は変わることはありませんので、忘れないようにしましょう。
閑話休題
いかがだったでしょうか?
中篇ということで読み方の考え方について見ていきました。
本当に基本的な考え方でもあるので、絶対にマスターしましょう!
日ごろから意識するのとまったく意識しないのとでは、今後大きな開きが生まれますよ。
次回、後篇では意識的な部分や日常でできることを中心にお伝えします!
後篇もお楽しみに!